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令和4年度第72回税理士試験の感想(事業税)

今年の8月に弊社スタッフが税理士試験の事業税を受験してきました。

昨年は消費税法の感想を綴ったのですが、今年は事業税について感想を述べていきます！

今年も例年通りの傾向で、理論と計算が半分ずつといった感じでした。

毎年、どの科目を受けるときも、問題を開いてから傾向が大きく変わっていないことを確認できると安心します(笑)

理論は、条文のベタ書きが中心だったので、個人的には難易度はいつも通りだったと思います。

ただ、計算の量が莫大だったため、計算から取り組む勢の私は、時間内ギリギリで書き終えた感じでした。個人的には、終わらなかった受験生も多いのではないかと思っています。

問2の延滞税の軽減については、条文のベタ書きが抜けてしまいました…せっかく覚えていったのに…

問題の計算ですが、とにかく筆記量が多すぎです。正直、私が今まで解いてきた問題の中で一番しんどかったです。しかも問1が多いから問2は少なめかと思ったら問2も普通に多かったという…

ということで個人的には難易度は高かったように感じます。

問1は改正論点で発電事業と製造業をあわせて行う外形対象法人でした。そのため、発電事業の収入割、付加価値割、資本割と製造業の所得割、付加価値割、資本割の課税標準額をそれぞれ別々に計算して、しかもそこから分割基準も区分しなければいけなかったため、「絶対どこかでミスしてるだろ…」と、解きながら思っておりました。

問2についても、特定内国法人の問題でしたが、欠損金に外国の事業に帰属する部分があったりとあまり見たことがない論点と言い回しがあり、解答しづらかったように感じます。

全体的にボリュームが多く、余裕を持って回答を終えた方は少なかったのではないかと個人的には思います。

合格発表は11月末日で昨年に比べてはやい発表となっています。

受験された皆さま、ほんとうにお疲れ様でした！

私も含め、皆さまの結果が良いものとなることを心からお祈りしております。

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